<超振動金属洗浄システムの利点> 溶剤を使用しない金属洗浄といえば、超音波洗浄を思い浮かべる方が多数です。超音波洗浄とは、超音波振動子を、1秒間に何万回というレベルで振動させることにより、人間の耳に聞こえる音圧の10万倍程度の音圧を発生させ、洗浄液に沢山の真空の気泡が発生し、これをキャビテーション(空洞現象)といいます。 このキャビテーションが発生するときの洗浄液の動きや、キャビテーションが高い気圧で破裂する時のエネルギー(衝撃)によって、被洗浄物の汚れを取り除く、というのが超音波洗浄の原理です。 しかし、超音波洗浄の欠点として、洗浄したいものが重なった箇所、袋穴の内部まで、このキャビテーションが届きません。(※図1参照) 表面はきれいになっても、キャビテーションの届かない重なった部分、内面、袋穴はきれいに洗浄できません。 現在、製品は小型が進み、その製品中で使用される部品は、更に小型化しております。 部品が小さくなればなるほど、形状、内面、袋穴等が細かくなればなるほど、超音波では洗浄しにくくなっているのが現状です。 そこで、当社では、溶剤を一切使わず、環境に配慮した「超振動金属洗浄システム」を開発いたしました。 超振動金属洗浄システムは、洗浄液全体を、振動させ、洗浄しますので、表面だけではなく、内面、袋穴もきれいに洗浄する事が出来ます。(※図2参照) また、洗浄ノウハウを生かし金属の特性ごとに洗浄液の濃度を調整します。 |
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超音波洗浄(※図1) 超振動洗浄(※図2) |
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洗浄システム |
洗浄システム(ライン) |
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バレル研磨とは、容器(バレル)に被研磨物(ワーク)と研磨石(メディア)を入れ、バレルの運動により発生するワークとメディアとの相対摩擦によりバリ取り、R付け等の表面加工を行う方法です。 当社では、被研磨物の形状に合わせた、研磨石を独自開発し、形状に関係なくきれいに研磨いたします。 |
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研磨石 |
研磨石 |